交通事故の入通院慰謝料を算定する3つの基準と計算方法

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交通事故の知識「交通事故による入通院慰謝料」

交通事故による「入通院慰謝料」

自賠責保険基準の入通院慰謝料

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)とは、被害者保護のために、法律上加入が強制されている保険です。そのため「強制保険」ともいわれます。

自賠責保険は、交通事故により怪我をした被害者のために、最低限度の損害賠償を補償するためのものであり、そのため少し変わった特徴があります。

自賠責保険の特徴

人身傷害の損害にのみ賠償されること
被害車の自動車の修理などの物損については補償されません。但し、眼鏡や補聴器などについては、買換え費用等が補償されます。
傷害については、補償の限度額が、120万円であること (後遺障害については、後遺障害等級に応じた限度額が定められています。)
治療費、休業損害、入通院慰謝料等の合計が120万円を超える場合は、加害車加入の任意保険か、加害者本人かいずれかに請求する必要があります。
被害者に過失があっても賠償されます
被害者に過失割合が仮に認められても、被害者の過失が7割未満の過失である限り、補償限度額の120万円まで賠償されます。重過失がある場合には、補償限度額が2割減額されます(後遺障害の賠償部分については最大5割減額されます)。
もっとも、自損事故など、自分の責任のみで怪我をした場合には、補償されません。
補償金額の基準は、政令で定められており、交渉等により増減額できるものではないこと

算定方法

①入院日数と通院期間を足した日数と、②実治療日数(入院日数と実通院日数を足したもの)の2倍に相当する日数を比較して、少ない方を治療期間とします。

そのうえで、治療期間×4,200円をかけた額が、自賠責保険基準での慰謝料額となります。

(例)入院が10日、通院期間170日のうち、40日通院した場合

①入院日数と通院期間を足した日数180日>②実治療日数(10日+40日)×2=100日となりますので、治療期間は、②が採用され、100日となります。

したがって、治療期間100日×4,200円=42万円が自賠責基準での入通院慰謝料となります。

自賠責保険基準による交通事故の慰謝料は、治療期間×4,200円という計算式によって機械的に算出されるため、額は争いになりません。

そのため、交通事故の被害者は比較的迅速に慰謝料を受け取れるという特徴があります。

しかし、一方で、機械的に算出されるということは、個々の事情は考慮されないことになります。

つまり、交通事故の加害者が飲酒運転をしていたり、被害者が何度も手術が必要となる傷害を負わされたりした場合でも、入通院慰謝料の増額は認められないのです。

そのため、被害の実態に即した交通事故の慰謝料が支払われない場合も多く、また、任意保険基準及び裁判基準よりも低額になることが一般的です。

さらに、自賠責保険額には上限があるため、必ずしも自賠責保険金基準で計算した慰謝料の金額が支払われるわけではありません。

任意保険基準の入通院慰謝料

任意保険会社は、それぞれ、各社ごとに交通事故の慰謝料の支払基準を設けています。

1月=30日とし、傷害の部位や程度等によって、増額されることがあり、この点は、裁判基準の慰謝料と同じです。

しかし、任意保険会社の基準は、原則として公表されておらず、また、そもそも、交通事故の加害者側の保険会社が決めた慰謝料基準が、被害者の適正な慰謝料額を賠償しているのか疑問が残ります。

なお、一般的に、任意保険基準の慰謝料額は、裁判基準の慰謝料額よりも低額になっています。

任意保険基準の交通事故の慰謝料(例)
任意保険慰謝料表
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 25.2 50.4 75.6 95.8 113.4 128.6 141.2 152.4 162.6 170.2 177.6 184.0 189.0 192.8 196.6
1月 12.6 37.8 63.0 85.6 104.7 120.9 134.9 147.4 157.6 167.6 173.9 180.1 186.5 191.5 196.3 199.1
2月 25.2 50.4 73.0 94.6 112.2 127.2 141.2 152.5 162.6 171.4 176.4 182.6 189.0 194.0 197.8 201.6
3月 37.8 60.4 82.0 102.0 118.5 133.5 146.3 157.6 166.4 173.9 178.9 185.1 191.5 196.5 200.3 204.1
4月 47.8 69.4 89.4 108.4 124.8 138.6 151.3 161.3 168.8 176.4 181.4 187.6 194.0 199.0 202.8 206.6
5月 56.8 76.8 95.8 114.6 129.9 143.6 155.1 163.8 171.4 178.9 183.9 190.1 196.5 201.5 205.3 209.1
6月 64.2 83.2 102.0 119.8 134.9 147.4 157.6 166.3 173.9 181.4 185.4 192.6 199.0 204.0 207.8
7月 70.6 89.4 107.2 124.3 136.7 149.9 160.1 168.8 176.4 183.9 188.9 195.1 201.5 206.5
8月 76.8 94.6 112.2 128.6 141.2 152.4 162.6 171.3 178.9 186.4 191.4 197.6 204.0
9月 82.0 99.6 116.0 131.1 143.7 154.9 165.1 173.8 181.4 188.9 193.9 200.1
10月 87.0 103.4 118.5 133.6 146.2 157.4 167.6 176.3 183.9 191.4 196.4
11月 90.8 105.9 121.0 136.1 148.7 159.9 170.1 178.8 186.4 193.9
12月 93.3 108.4 123.5 138.6 151.2 162.4 172.6 181.3 188.9
13月 95.8 110.9 126.0 141.1 153.7 164.9 175.1 183.8
14月 98.3 113.4 128.5 143.6 156.2 167.4 177.6
15月 100.8 115.9 131.0 146.1 158.7 169.9

裁判基準の入通院慰謝料

日弁連交通事故相談センターが公表している基準で、裁判所も参考にしているとされる基準です。

原則として、1月=30日にて計算した入通院期間に基づき、別表Ⅰを適用して、入通院慰謝料を算出しますが、他覚所見のないむち打ち症の場合や軽い打撲や挫創の場合は、別表Ⅰよりも低額となる別表Ⅱが使用されています。

なお、別表ⅠまたはⅡを適用して算出した交通事故の慰謝料は、あくまでも基準額に過ぎません。

例えば、交通事故の加害者が飲酒運転をしていたり、被害者が何度も手術を繰り返さなければならないような重篤な傷害を負わされたりした場合等、個々の事情によっては、交通事故の慰謝料が増額される場合があります。

入通院慰謝料 別表Ⅰ
別表Ⅰ
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 AB 53 101 145 184 217 244 266 284 297 306 314 321 328 334 340
1月 28 77 122 162 199 228 252 274 291 303 311 318 325 332 336 342
2月 52 98 139 177 210 236 260 281 297 308 315 322 329 334 338 344
3月 73 115 154 188 218 244 267 287 302 312 319 326 331 336 340 346
4月 90 130 165 196 226 251 273 292 306 316 323 328 333 338 342 348
5月 105 141 173 204 233 257 278 296 310 320 325 330 335 340 344 350
6月 116 149 181 211 239 262 282 300 314 322 327 332 337 342 346
7月 124 157 188 217 244 266 286 304 316 324 329 334 339 344
8月 132 164 194 222 248 270 290 306 318 326 331 336 341
9月 139 170 199 226 252 274 292 308 320 328 333 338
10月 145 175 203 230 256 276 294 310 322 330 335
11月 150 179 207 234 258 278 296 312 324 332
12月 154 183 211 236 260 280 298 314 326
13月 158 187 213 238 262 282 300 316
14月 162 189 215 240 264 284 302
15月 164 191 217 242 266 286

[表の見方]

1.入院のみの場合は、入院期間に該当する額(例えば入院3ヵ月で完治した場合は145万円となる。)

2.通院のみの場合は、通院期間に該当する額(例えば通院3ヵ月で完治した場合は73万円となる。)

3.入院後に通院があった場合は、該当する月数が交差するところの額(例えば入院3ヵ月、通院3ヵ月の場合は188万円となる。)

4.この表に記載された範囲を超えて治療が必要であった場合は、入・通院期間1月につき、それぞれ15月の基準額から14月の基準額を引いた金額を加算した金額を基準額とする。例えば別表Ⅰの16月の入院慰謝料額は340万円+(340万円-334万円)=346万円となる。

入通院慰謝料 別表Ⅱ
別表Ⅱ
入院 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 13月 14月 15月
通院 A’B’ 35 66 92 116 135 152 165 176 186 195 204 211 218 223 228
1月 19 52 83 106 128 145 160 171 182 190 199 206 212 219 224 229
2月 36 69 97 118 138 153 166 177 186 194 201 207 213 220 225 230
3月 53 83 109 128 146 159 172 181 190 196 202 208 214 221 226 231
4月 67 95 119 136 152 165 176 185 192 197 203 209 215 222 227 232
5月 79 105 127 142 158 169 180 187 193 198 204 210 216 223 228 233
6月 89 113 133 148 162 173 182 188 194 199 205 211 217 224 229
7月 97 119 139 152 166 175 183 189 195 200 206 212 218 225
8月 103 125 143 156 168 176 184 190 196 201 207 213 219
9月 109 129 147 158 169 177 185 191 197 202 208 214
10月 113 133 149 159 170 178 186 192 198 203 209
11月 117 135 150 160 171 179 187 193 199 204
12月 119 136 151 161 172 180 188 194 200
13月 120 137 152 162 173 181 189 195
14月 121 138 153 163 174 182 190
15月 122 139 154 164 175 183
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