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相談事例.25 「脊髄損傷」に関するご相談

相談事例「脊髄損傷」に関するご相談

No.25

Question

先日、追突事故に遭ってしまいました。

骨折はなかったのですが、手足に麻痺が出て、脊髄損傷と診断されました。

仕事や日常生活に大きな支障が出ており、加害者の保険会社に損害賠償を請求していますが、私にもともと「後縦靭帯骨化症」という病気があったとして、減額を主張されています。

しかし、事故前、そのような病気であると診断されたことはありませんし、手足の麻痺などありませんでした。

事故のせいで発症したことは明らかなのに、私にも責任があるかのように言われるのは納得できません。

Answer

被害者に対する加害行為と被害者の罹患していた疾患がともに原因となって損害が発生した場合、疾患の態様、程度などに照らし、加害者に損害の全部を賠償させるのが公平を失するときは、被害者の疾患を理由に損害賠償額を減額されることがあります(最高裁平成4年6月25日判決)。

後縦靭帯骨化症は、上記の減額が肯定されやすい疾患の一つと言われています。

しかし、事故前には特段の症状が出ていなかったというケースは少なくなく、重症度にも幅があります。

そのため、後縦靭帯骨化症があったから直ちに減額されるというのはあまりに不合理です。

実務においては、骨化や症状の程度、事故態様、事故後現れた症状の重さ、事故がなかった場合に同様の症状が現れた可能性の程度、治療期間や後遺障害の程度などの事情を踏まえて、個別具体的に減額の必要、程度が判断されています。

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