交通事故の過失割合の計算方法と知識・過失ゼロの場合などの問題になるケース

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過失割合に関する知っておくべき知識・過失相殺の計算方法

過失割合と過失相殺

1|過失割合とは

交通事故における過失割合とは、読んで字のごとく、当該事故に対する当事者間の責任(≒過失)の割合を指す言葉です。

交通事故の場面では、「怪我の重い方が被害者」「ぶつけたほうが加害者」というように、「被害者・加害者」という言葉が安易に使われがちですが、いわゆるヒャクゼロ(100:0)の事故でもない限り、これを峻別することは困難です。

交通事故の場面では、当事者双方が走行(通行)中であることが多いことから、多くの場合、当事者双方に何らかの不注意が認められ、また、何らかの損害が生じます。
自身の怪我については相手方が加害者である一方、相手方の怪我については自身が加害者なのです。すなわち、多くの場合双方が被害者です。

その賠償にあたり、被害者に過失があったときは、裁判所は、これを考慮して、損害賠償額を定めることができると規定されており(民法722条)、交渉においても同様に被害者の過失が考慮されます。このことを過失相殺と呼び、過失相殺を行う割合のことを過失割合といいます。基本的には、当事者全員の過失の合計を100%とし、各当事者の過失の程度に応じて分配されています。

2|過失割合の影響

損害賠償額の算定において重要な過失割合

交通事故の過失割合は、損害賠償額の算定に大きく影響します。医療費を含む損害賠償額全体に対して、過失割合に応じた減額がなされるためです。

過失割合が保険に与える影響

ご自身の任意保険の等級につき影響が生じる場合があります。

対物賠償保険や対人賠償保険を使用した場合、一般的に等級が"3"上がってしまいます。そのため、もとの等級に戻るまでの3年間、それまでよりも高額の保険料を支払うことになるのです。

相手方に対する賠償責任のない、いわゆるヒャクゼロ(100:0)の事故では、そのような心配はありませんが、自身の過失が大きくなればなるほど、対人・対物賠償保険を使用せざるを得なくなるという影響があります。

反対に自身の過失が1割程度の軽微な物件事故であれば、対物賠償保険を使用せず、相手方からの損害賠償と相殺処理する等の方法も採りうるところです。

その他

相手が任意保険に加入している場合に、その保険会社が一括対応しているとしても、過失割合があることによって、対応が異なることが多いものです。(例えば、簡単には内払に応じなくなる等)

また、人身事故の場合、運転免許の点数が加点される可能性もあります(道路交通法施行規則別表第2)。

3|過失割合は誰がどのように決めるもの?

交通事故における過失割合は、手続段階によりそれぞれ、①示談交渉段階においては、「当事者間の話し合い」、②自賠責保険に対する請求においては、「同保険の損害保険料率算定機構による判断」、③裁判手続においては、「当該訴訟の裁判所」により判断されることとなります。

過失割合は誰がどのように決めるもの?

一般的に交通事故状況からするとどういった過失割合になるのかという点については、事故類型ごとに被害者・加害者間の過失の基本割合や、加算要素、減算要素等の目安があります。

実務的には、判例タイムズ社の「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」という本から、当該事案に最も近い事故状況図を選び、そこから、基本の過失割合を算出する場合が多いです。

その上で、当該事案の具体的事情を踏まえて、過失割合の加算・減算を行い、当該事案の過失割合を決定します。

4|過失相殺の計算方法

損益相殺の計算方法とは

交通事故における損害賠償額は、それぞれの過失割合に応じた過失相殺がなされた上で最終的な支払額が決定されます。その順序としては、損害賠償額全体に対し過失割合を踏まえて減額し、その上で既払金(すでに相手方から受領した損害賠償金)を控除することとなります。

以下の交通事故事案を例に詳述致します。

Xの損害:①医療費100万円(既払い)、②慰謝料100万円
過失割合:X20:Y80

Xの損害額は①+②=200万円ですが、そのうち医療費100万円はすでにYの任意保険会社が直接Xの受診していた医療機関に対し、直接支払済みという事案です(これを保険会社の「一括対応」と言い、交通事故案件で一般的に行われているものです)。

まずXの損害賠償額合計200万円に、Yの過失割合である0.8を掛け算します。
その上で、既に支払われている治療費100万円を差し引きます。

200万円×0.8=160万円 (Xが受領できる損害賠償額)
160万円-100万円=60万円 (既払い分を差し引いた最終的な支払金額)

この60万円が、Xに対する最終的な支払金額となります。
保険会社が一括対応をしている事案では、医療費が直接医療機関に支払われることから忘れがちですが、「医療費」も交通事故の損害賠償額の一部ですので、これに対しても過失相殺が行われるのです。

そのため、自身の過失割合が大きい事案では、過失相殺と既払金控除の結果、実際に手にする損害賠償額がほとんど残らないというケースもありうるでしょう。

5|過失割合は人身事故と物損事故で変わる?

人身事故(人的損害が生じている事故)と物損事故(人的損害が生じていない事故)とで、過失割合自体が変動するものではありません。
過失割合は、あくまで当該交通事故を生じせしめた責任(過失≒注意義務違反)の割合を指すものであり、損害の多寡や程度が直接これを左右するものではないからです。

人身事故と物損事故における過失割合と交渉の際の注意点

6|過失割合が問題になるケース

示談交渉で過失割合を決める際、「相手が過失を認めない」、「過失割合が決まらない」、「過失割合に納得できない」、「自分の過失が0(ゼロ)の場合、保険会社は示談交渉の代行ができない」などの問題が出てくることがあります。

過失割合が問題になるケース

7|過失割合の交渉を有利に進めるために

過失割合の交渉を有利に進めるためには、まずは実況見分調書などの資料収集をすることと、その資料をもとに過失割合がどの程度になるかを把握することができるとよいでしょう。

過失割合の交渉を有利に進めるために

8|過失割合・過失相殺に関するよくあるご質問

9|過失割合ケース別事例集

自動車と自動車(二輪車と二輪車)の交通事故

自動車と二輪車の交通事故

自動車と自転車の交通事故

自動車と歩行者

高速道路上の交通事故

丁字路交差点の交通事故

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