交通事故の過失割合Q&A:信号のない交差点で対向車と衝突した

経験豊富なスタッフが親切丁寧に対応します!

フリーダイヤル0120-572-238
年中無休・24時間受付・全国対応
メール相談

交通事故の累計相談件数:27,398件  ※H19年7月~H29年6月まで

交通事故の過失割合Q&A:信号のない交差点で対向車と衝突した

信号のない交差点で対向車と衝突した場合の過失割合

Question

交差点で右折していたところ、すでに半分以上右折が完了していたところに、対向車線を直進していた車両が衝突してきました。

相手方保険会社からは、原則として直進車が優先であるため、私が80、相手方が20の過失割合だと言われています。相手方の主張は正しいのでしょうか。

Answer

右折車は、直進車又は左折しようとする車両等があるときは当該車両等の進行妨害をしてはならない旨規定されていることから(道交法37条)、原則直進車が優先です。

他方、直進車も、交差点進入時は、反対方向から進行してきて右折する車両等に注意すべき義務(道交法36条4項)等が課せられています。

信号のない交差点における右折車と対向直進車の事故の基本過失割合が、直進車が20、右折車が80とされているのは上記のように双方に注意義務が存する結果と考えられます。

設問ではすでに右折を半分以上完了していたとあります。これが"既右折"にあたるとすれば、右折車に有利な修正要素として2割前後、過失割合が減少することも考えられます。

既右折とは、直進車が交差点に進入する時点において、右折車が右折を完了していること又はそれに近い状態であることをいう(別冊判例タイムズNo.38、民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準、205頁)と定義されます。

そして、右折の完了とは、車体が新しい進行方向を向いた時点を意味するものと考えられています。

設問の「すでに半分以上右折完了していた」との言葉をどのような状況と想定して用いたかにもよりますが、具体的事情によっては過失割合を争う余地があるかもしれません。

■過失割合についての実務上ポイントコーナー■

信号のない交差点での右折車と直進車の事故では、一般的に既右折は2割程度直進車の過失を加算する修正要素とされています。
信号のない交差点の既右折が信号付交差点の場合より修正要素として重視されているのは以下のような理由によるものです。

信号のない交差点付近の場合、直進車は交差道路の車両等にも注意する結果、速度を落として走行することが通常です。

そして、既右折は対向直進車にとって、右折車両の存在を認識することを容易にするものです。

この二つの事情が合わさることにより、直進車が回避等の措置をとりうる余地が大きくなることが、理由とされています(別冊判例タイムズNo.38、民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準、237頁参照)。

下記裁判例は、走行していたのが優先道路であり、速度を落として走行することが通常とは言えない状況下において、直進車(この場合左折車ですが)側の著しい過失により、大幅な過失割合の修正がなされた事案です。

被告車両(左折車両)が極めて短距離の間に著しく加速して高速運転を開始し、前進する原告車両(右折車両)を認めながらその動向を注視することもなく、安易に優先道路であったことに慢心して法定速度20km以上の高速運転を継続し、全く減速することもなかったこと、原告車両が既右折であったと認められることを総合勘案すると、過失割合は、原告:被告=4:6とするのが相当である。

この裁判例では、右折車の既右折の他にも、左折車両側の路面に制動痕が見当たらない(≒急ブレーキをかけていなかった)ことや、左折車が制限速度を超過していなければ、少なくとも衝突まで約4.5秒を要したはずのところ、速度超過のため、約3.2秒で衝突に至ったことなどが事実認定されています。

このように、実務では、当該事故の具体的状況を総合考慮し、過失の割合が判断されているのです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

まずは「交通事故チーム」のスタッフが、分かりやすく丁寧に対応致します

ご依頼するか迷われている方も、まずはお気軽にお問合せ下さい

私たち「交通事故チーム」が対応致します!
フリーダイヤル0120-572-238

年中無休・全国対応 【24時間受付】

こんなご質問にもお答えします
提示された賠償金額が適正か知りたい
そもそも、弁護士を介入させるべき?(弁護士を介入させることが必ずしもメリットではありません!)

弁護士法人ALG 支部情報

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG東京本部

東京本部

〒163-1128
東京都新宿区西新宿6-22-1
新宿スクエアタワー28F

東京本部の詳細ページへ

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG宇都宮支部

宇都宮支部

〒320-0811
栃木県宇都宮市大通り4-1-18
宇都宮大同生命ビル9階

宇都宮支部の詳細ページへ

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG埼玉支部

埼玉支部

〒330-0802
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-96-1
三井生命大宮宮町ビル5F

埼玉支部の詳細ページへ

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG千葉支部

千葉支部

〒260-0013
千葉県千葉市中央区中央3-3-1
フジモト第一生命ビルディング8階

千葉支部の詳細ページへ

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG横浜支部

横浜支部

〒221-0052
神奈川県横浜市神奈川区栄町5番地1号
横浜クリエーションスクエア15階1503号室

横浜支部の詳細ページへ

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG名古屋支部

名古屋支部

〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦1-4-6
三井生命名古屋ビル10階

名古屋支部の詳細ページへ

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG大阪支部

大阪支部

〒530-0057
大阪府大阪市北区曽根崎2-5-10
梅田パシフィックビルディング801

大阪支部の詳細ページへ

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG姫路支部

姫路支部

〒670-0965
兵庫県姫路市東延末3丁目12番地
姫路白鷺ビル301号

姫路支部の詳細ページへ

弁護士法人ALG&Associates

弁護士法人ALG福岡支部

福岡支部

〒810-0001
福岡県福岡市中央区天神1-1-1
アクロス福岡4F

福岡支部の詳細ページへ