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交通事故の過失割合Q&A:ランプを点灯したまま合流してきた車に追突してしまった

ランプを点灯したまま合流してきた車に追突してしまった場合の過失割合

Question

駐車禁止の場所でハザードランプを点灯し道路左に寄せて停車していた相手方車両が、ランプを消すことなく走行を開始し、直進走行中の私の車の前にいきなり合流してきました。

クラクションを鳴らしたところ、突如、相手の車が停車したため、追突してしまいました。追突した側が不利なのは承知していますが、相手のハザードランプを信頼したことは過失の点で評価されないのでしょうか。

Answer

自動車同士の追突事故の場合、基本過失割合は、追突車100、被追突車0とされています。
もっとも、被追突車の側に著しい過失がある場合等には、過失割合の修正要素として、追突車側の過失が減ぜられる場合があります。

非常点滅表示灯(ハザードランプ)は、文字通り非常時・緊急時につき、他者に非常事態であることを知らせるための装備です。
具体的な使用場面として、「道路の幅員が5.5メートル以上の道路に停車し、又は駐車しているときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる非常点滅表示燈又は尾燈をつけなければならない」(道交法施行令18条)と規定されています。
同ランプは駐停車の合図であるため、駐停車の終了時には、合図をやめなければなりません(道交法53条4項)。

設問の場合、相手方車両はそもそも駐停車禁止場所に停車していたことや、発進(停車を終了)していたにもかかわらず、ランプを消灯せず、合流にあたってウインカーも出さなかったという落ち度があるでしょう。
この点は、相手方の過失として争う余地のあるものと考えられます。

■過失割合についての実務上ポイントコーナー■

本コーナーでも何度か取り上げている追突事故のケースですが、追突車側の一方的過失と認定されるケースも少なくありません。
しかしながら、被追突車側に大きな落ち度のある場合については、必ずしもヒャクゼロ(100:0)との認定が下されているわけではありません。

以下、設問に類似した裁判例を挙げておきます。

(被追突車は、)もともと幅員の十分でない駐車禁止の場所で預金引き出しのためにいったんは停止していたものであり、後続の車両の通行を妨げる状態に置いていた…仮に発進後すぐに停車するつもりであったにせよ停車状態から右にハンドルを切って発進する以上、最初に右の指示器を点けてから、再度停車前にハザードランプ等を点灯するという手順を踏むのが適切であったにもかかわらず、右の指示器を点けるという手順を省略した…後方から原告車両のクラクションの音が近づいてきていることは容易に認識し得たにもかかわらず、後方の安全を十分確認することなく停車した…といった落ち度を指摘することができる。

大阪地裁H12.1.11判決要旨

上記裁判例は、被追突車側の落ち度を指摘の上、追突車70、被追突車30の過失割合を認定しています。
また、追突車側の過失を認定するにつき、

(被追突車)が停車しているために(被追突車の)進路前方に進行するためには追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止に違反してしまう状況であったにもかかわらず、ハザードランプを点灯し続けて後方車両に注意を求めている被告車両の動静に対して十分な注意を払うことなくその横を抜けようとしてクラクションを鳴らすのみで速度を緩めずに走行を続けた過失が認められる。

同裁判例

との事情も斟酌しています。
このように、実務上、過失割合の評価をするにあたっては、事故の具体的状況を総合考慮した上で結論を導いているのです。

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